葛飾北斎の娘・・ドラマより・・

葛飾北斎の娘さんのドラマがこの間放送していましたね。

再放送が7日にあるみたいです。「眩(くらら)」http://www.nhk.or.jp/dsp/kurara/
うちの教室のカリキュラムに、日本の絵具を使おうっていう回があるですよ。
で、このドラマに絵具を作ったり混ぜたり塗ったりするシーンがでてくるんですが
すごく丁寧によく再現されてると思います。
みていて、あー今下塗りしてるなとか、砕いて粉にして絵具にしてるなとか、皿の中で混ぜてるなとか
日本で受け継がれてきたものがすごく忠実に、自然にでてきていて、あーこれ生徒さんにみせたいわと思いました。
ドラマの内容は置いといて、こうやって粉の絵具を指で混ぜて、それから筆につけて塗ってたんだよっていうのが分かりやすい。

教室のレッスン中に

色の3原色の話して、絵具は自然にあるもの割ったり砕いたりしてつくっていたんだよって話したら

「白」は自然の中にないじゃないかっていう意見が出て「貝とか白っぽいしそれをすりつぶして粉にしたんじゃないか」って言ったら「えっそんなことして絵具にしたの?」って言ってびっくりしていたので
実際にやってみたら話をきくよりも分かると思う。すり鉢みたいなんですって粉にして、動物の油みたいなんを混ぜて絵具にするんです。この油で粉状の絵具が紙にひっつく。
使いやすくて色数も豊富な水彩絵の具が、自分のところにすでにあるから、なかなか想像できないだろう。
今の使いやすい絵具もいいけど、日本に生まれたのだから、日本人が一生懸命開発?してきた絵具で描くのもいいんじゃないかなあ。色がやっぱり違う。基本、自然のものを粉にしてとくっていう方法だから。
習字みたいに、幼いころからもっと触れられる機会があればいいのに。
日本人なのに、日本人が使ってきた絵具をほとんどの人が知らない。
墨くらいに大事に扱ってくれてもいいのに。
教室に登場するのは来年の2月。生徒さんの反応が楽しみです^^